1層目は増し貼りなどでしっかり遮音層とし、2層目は防振ハンガーを使い防振層をつくる。
更に2層目に「音パット」を使い、防振性を高めます。303mmピッチで配置した音パットの間には、高密度80k/㎥のロックウールを充填。仕上げには吸音素材の岩綿吸音板やグラスウール製を使用します。
間柱間には高密度のグラスウール充填。縁切りした浮き壁を施工し、さらに音シート・音パットを組み合わせ「吸音・遮音・防振」構造を作っていきます。※壁の音パットは455mmピッチ、間にはロックウール80k/㎥を充填。
完成後の音響を考え、1.向かい合う面を平行にしない 2.角を無くす 3.吸音板の設置 など色々考えられます。ご希望の音場に合わせて、ご提案いたします。
躯体から縁を切った浮き床をつくり、更に音パットを使用し防振構造を施工します。音シートは自重があるため、接着は不要。突き付けで配置していってください。※床の音パットは303mmピッチ、音パット間は80k/㎥のロックウールを充填。
低音と振動を伴うドラムやダンススタジオの床には防振構造が必須です。床に接する楽器に対しても、床の防振は効果的です。ピアノでさえ床の防振をしないことによって、音が振動として伝わってしまい音漏れの原因となることがあります。
Dr-65仕様時は防音扉ガーディアンDr-45を2枚使用。2枚使用でも密着させた場合は扉前でDr-55程度。扉前でDr-65必要な場合は、前室などを作り出来る限り2枚の扉を離すことが必要です。
Dr65仕様の際には、窓は無い方がいいですが、必要な場合は4重サッシにて対応。サッシ前でDr55程度。ガラスの厚みや空気層の取り方を注意する必要があります。
防音室には独立した換気口が必要。消音ダクトの設置がスペースの都合できない場合は、壁付けの換気扇を付け吸排気口にサイレンサーを設置し漏れる音を防ぎます。サイレンサーは弊社にて設計製造。開口部の位置に合わせて、特殊な形状も製作可能です。
天井にスペースがある場合は天付けの換気扇+消音ダクトにて減音します。
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