近年ダンスの授業が学校でも取り入れられ、街中ではダンススタジオを頻繁に見かけるようになりました。
ダンススタジオは音楽や声・振動と切り離せない関係であり、防音対策が大きな課題です。
そこで本記事では、ダンススタジオでよくある悩みに着目し、防音ドアを設置するメリットやおすすめの性能・製品を紹介します。
これからダンススタジオを開業する方、防音対策にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
ダンススタジオでよくある悩み
まずは、ダンススタジオを運営していく上で、多くの人が抱える悩みを見ていきましょう。
音漏れや振動で近隣に迷惑をかけないか不安
一般的に、ダンススタジオでは部屋中に響き渡る音量の音楽が流れています。
またスタジオの使用人数が多いほど、踊った時に床や壁・天井から伝わる振動が大きくなります。
複数テナントが集まる複合施設やビルでは、上下左右の近隣に迷惑をかけないか心配なケースも多いでしょう。
反響音・残響音がひどい
ダンススタジオでは大きな鏡が広がり、硬い壁の面積が増えることから、音の反射が大きくなります。
反響音や残響音がひどくなると、声が届かなかったり、音楽が不自然に聞こえたり、頭が痛くなったりことも考えられます。
ダンススタジオで防音ドアを設置するメリット
では、ダンススタジオに防音ドアを設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
関連記事>>>防音ドアの構造と、設置することによるメリット・デメリットとは
近隣からのクレームを回避できる
防音ドアはゴムパッキンによりドアと床の接地面を埋めるため、余分な隙間から音が出入りするのを防ぎます。
大きなボリュームで音楽を流しても音漏れしにくく、近隣からの騒音クレームを避けられるでしょう。
より鮮明な音を楽しめる
防音ドア内部には充填剤が埋め込まれており、室内の大きな音を吸収します。
室内の平均吸音力を25~35%程度に設定できれば、最適な残響時間を確保でき、より鮮明で快適な音を楽しめるでしょう。
映像収録をしやすい
防音ドアにより遮音性能が高まったダンススタジオは、外部からの騒音をカットします。
車の音や話し声などがない静かな環境で、ダンスに集中できるでしょう。
また、余分なノイズが入らないため映像収録もしやすいです。
ダンススタジオにおすすめの防音ドア性能
遮音性能はT値(ドア・サッシ)やDr値(壁・建具)などの指標を用いて表されます。
防音対策を施す際は、騒音レベルや部屋の特徴・用途に合った遮音性能の製品を選ぶことが重要です。
ダンススタジオでは100db(デシベル)以上の騒音レベルとなることもあり、人が比較的静かに生活できる40~50db(デシベル)程度を目指す場合、T-3以上もしくはDr60~65程の防音性能が求められます。
幸昭の防音ドア紹介
幸昭では、遮音等級がT-3以上の「Guardian2」と「GuardianW」をご用意しております。
以下で、それぞれの商品の特徴を詳しくご紹介します。
Guardian2
Guardian2は、簡単に開閉可能な押し引きタイプの防音ドアです。
マグネットパッキンを使用することで、ハンドルを締め込まずとも高い密閉性を実現しました。内開きにすれば、荷物を持ったままでも楽に入れます。
T-3の遮音等級で35dB程度の減音効果を発揮します。
人の出入りが多く、高い遮音性能が求められるダンススタジオに最適の防音ドアです。
GuardianW
GuardianWは、ローラー締まりハンドルを採用し、確実な密閉性を保つ防音ドアです。
遮音等級は2グレード展開で、T-3は35dB程度・T-4は40dB程度の減音効果が期待できます。
さらにT-4はダブルパッキン構造で、わずかな隙間からの音漏れも逃しません。
両開き・親子扉など自由にカスタマイズ可能で、撮影機材や音楽機材の搬入もしやすい防音ドアです。
防音ドアを設置して快適で明るいダンススタジオに
いかがでしたでしょうか。
今回はダンススタジオで課題となる音漏れ・振動対策の一つとして、防音ドアのメリットや遮音性能について解説しました。
トラブルを避け快適なダンススタジオを運営するためには、適した遮音性能の防音ドアを設置しましょう。
部屋を防音にしたいという方は、防音ドアの有限会社幸昭にぜひお気軽にご相談ください!
オーダーメイドの防音ドア作成や、防音室の設計を一から承ります。