ゲーム実況におすすめの防音対策7選

YouTubeなどの動画配信サイトに数多く登場し、人気を集めている「ゲーム実況」。
攻略方法を解説したり、ゲーム風景に合わせてトークを披露したりと、さまざまなスタイルの動画が注目されています。
最近では芸能人や人気YouTuberだけではなく、一般の人の投稿も多く見かけるようになりました。
コロナ禍でおうち時間の増えたいま、挑戦してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 

しかし、そこで問題となるのが「騒音」です。
ほとんどの方が、防音部屋ではなく実家の自室から配信することになるかと思いますが、部屋の外からはあらゆる種類の雑音が入ってきます。
質の高い実況動画を作るためには、配信に適した環境も必要です。 

そこで本記事では、ゲーム実況動画を制作する際の防音対策についてご紹介します。
これからゲーム実況を始めようという方、どんな防音対策をしたらいいのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。 

ゲーム実況する際に防音対策は必要か

ゲーム実況を始めるには、まずは防音できる環境を整えることが大切です。 

ゲーム実況では、ゲームを華麗にクリアしていく過程はもちろん、プレイヤーの感情が声から伝わるのも、魅力の一つです。 

しかし、その声に家族の声や家庭内の雑音が入ってしまったり、家の外の騒音がまぎれてしまったりすると、視聴者は動画に集中できなくなります。 

また、配信者が実況中に大きな声を出したり、夜間に配信を行ったりする場合は、近所迷惑にもなりかねません。
自分では気をつけているつもりでも、ゲームに集中しているとつい大声になってしまうということもあり得ますよね。 

周囲を気にせず思いっきり配信を楽しむためにも、防音対策は欠かせないのです。 

騒音とはどのくらい?

では、騒音とはいったいどの程度のものなのでしょうか。
環境省によると、環境基準法の規定に基づいた「環境基準」というものが設定されています。 

一般的な住宅では、昼間は55デシベル以下、夜間は45デシベル以下という基準です。 

この数字を具体的な音に当てはめると、 

40デシベルは、図書館の中の音
50デシベルは、家庭用エアコンの室外機の音
60デシベルは、走行中の自動車内の音 

とされています。 

さらに配信するときの声の大きさで考えてみると、 

40デシベルが、ささやく声
60デシベルが、普通の声
90デシベルが、怒鳴り声 

程度の音量だとされています。 

つまり、自分は普通の音量で話しているつもりでも、実は走行中の車の中と同じくらいの大きさの声を出しているわけです
とくに夜間は、図書館の館内にいるようなささやく声でなければ、騒音となってしまいます。
もしも実況中に叫んでしまったら、近所からクレームが入りかねません。 

このことからも、いかに防音が必要なのかがわかると思います。 

騒音の測り方など、騒音についてはこちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

【関連記事】騒音はどう測る?単位db(デシベル)の目安や騒音測定アプリ

実家の部屋でゲーム実況をする際の防音対策

自分で手軽にできる防音対策には、どんなものがあるのでしょうか。
ここでは、実際の防音方法をみていきます。 

部屋を閉め切る

防音の基本ですが、まずは部屋をきっちりと閉めましょう。
窓やドアが少しでも開いていると、配信部屋の音がそのまま漏れてしまいます。 

どうしても隙間ができてしまう場合は、防音テープを使ってみましょう。 防音テープとは、窓やドアの隙間に貼り、音漏れを防ぐ道具です。
合成ゴムやウレタンなどの素材があり、厚みも選ぶことができます。
安いものだと100円ショップでも購入できるので、試しに使ってみるのもよいかもしれません。
防音だけではなく、防虫、防水、防風などの効果も期待できます。 

ただし、部屋を閉め切る際には注意も必要です
夏場は室内の気温に気をつけなければ、熱中症になってしまいます。
ノイズを気にして空調を止める際は、特に注意してください。
また、適度な換気を行なって、定期的に空気を入れ替えることも大切です。

快適な空間を保ちながら、防音対策を行ってください。 

部屋に吸音材を貼る

吸音材とは、音の振動エネルギーを吸収することで、外部への音漏れを軽減する素材です。室内の反響音を抑える効果もあります。
床に置いたり、天井や壁に貼ったりして使います。 

種類も豊富で、シート状のウレタンスポンジ、コルク、ガラス繊維でできたグラスウールなどさまざまなものがあります。
どれもインターネット通販やホームセンターで購入することができます。 

ウレタン素材のものは吸音効果が高いですが、その分価格も高めです。
グラスウールは保温のための建築材で、吸音効果はそこまで高くないものの、低価格で調達できるのが特徴です。 

まずは安価で環境を整えたいという方には、グラスウールがおすすめです。 

防音マット・防音シートを敷く

防音マットや防音シートは、床に敷き詰めて使用します。
階下からの音を防いだり、自室から階下への音漏れを軽減したりする効果があります。 

とくに硬さのあるゴム素材の防音マット・シートは、効果が高いとされています。
上からカーペットやじゅうたんを敷けば見た目も変わらないので、部屋のレイアウトを変更したくないという方にもおすすめです。
足音など、普段の生活音の軽減にも役立ちます。 

値段は1,000円台から、さまざまな製品があります。 

防音・遮音カーテンにする

光を遮る「遮光カーテン」のように、音を遮る「防音・遮音カーテン」というものもあります。
音を通しにくい特殊な繊維や織り方で作られていて、静かな環境作りに重宝します。 

家具・インテリア用品店などで手軽に購入できるほか、オーダーメイドで自分の部屋の窓にピッタリのサイズを注文することもできます。
厚みがあり重たいものほど効果が大きいので、防音効果を求める方は注目してみてください。 

また、防音・遮音のレースカーテンとあわせて使用すると、より効果が高まります。
光や熱も同時に防いでくれる製品が多く、 値段は1,000円台から、効果が高いものだと1万円以上のものもあります。 

入力感度の高いマイクを使う

大きな声を出さないために、感度の高いマイクを使う対策です。
ゲーム実況においてマイク選びはとても重要ですが、音質、ノイズとともに「感度」にも目を向けてみましょう。 

入力感度とは、一定の音を受けてどれだけの信号を出力するのかという指標です。
数字が0に近いほど感度が高く、大きな音が出ます。 

小さな声でも大きな音を出せるマイクを選ぶことで、防音対策につながります。 

リフレクションフィルターを使う

リフレクションフィルターとは、マイクの周辺機材の一つ。
マイクを覆うようにセットし、収録の際の雑音をカットする道具です。
ウレタンなどの高密度な素材でできていて、置くだけで設置が完了するという便利さも魅力です。
自分の声は吸音し、反響音などは遮断してくれるので、クリアな声を録音することができます。外に漏れ出る反響音も小さくしてくれるので、防音にも役立ちます。 

家電量販店などで、安いものでは3,000円ほどで買うことができます。 

防音室を設置する

本格的な収録に挑みたいという方は、思い切って防音室を導入してはいかがでしょうか。 

部屋全体を防音室にする方法と、床や壁など一部をリフォームする方法があります。
業者に任せることで、自分でグッズを切り貼りする手間も省けます。
高額な出費にはなりますが、周囲へ気兼ねすることなく、100%ゲーム実況を楽しめる環境が整います。 

騒音トラブルを回避したい方、完璧な防音を求める方にはおすすめです。
予算に合わせて、検討してみてください。 

部屋ごと改装するのは難しいという方は、簡易防音室を購入するという手もあります。
一人分のテーブルといすが収まる程度の、組み立て式の小さな部屋です。
建物に固定しないので、賃貸住宅でも設置が可能なのも魅力の一つ。
自分だけの秘密基地のような、特別な感覚も味わえるかもしれません。 

本格的な防音室とまではいきませんが、四方を囲めるので高い防音効果があります。
値段は10万円前後のものが多く、材質はウレタンからダンボールまでさまざまです。
簡易防音室の内側に吸音材や防音シートを貼れば、より防音効果が上がります。 

周囲への音漏れや外部からの雑音が気にならなくなれば、ゲームへの没入度も高まります。
高品質なゲーム実況を求める方は、ぜひ導入してみてください。 

防音ドアの製品情報

最適な防音対策で楽しいゲーム実況ライフを

いかがでしたか?
今回は、実家でゲーム実況をするための防音対策についてご紹介しました。 

実家で配信を行う場合でも、しっかり防音して気兼ねなく実況を楽しみたいですよね。
手軽にできる対策もたくさんありますし、対策を組み合わせることで防音効果も高まります。
ぜひ参考にしてみてください。

部屋を防音にしたいという方は、防音ドア販売の有限会社幸昭にぜひお気軽にご相談ください!
オーダーメイドの防音ドア作成や、防音室の設計を一から承ります。 

防音ドアの製品情報はこちら 

関連記事

PAGE TOP