騒音は近所トラブルの原因の一つです。
周囲の住宅からの生活音が気になる場合もあれば、小さな子供やペットがいる家庭では周りに迷惑をかけていないか不安なケースもあるでしょう。
音の感じ方は人それぞれであるため、なかなか注意しづらい問題です。
そこで本記事では、騒音の単位や数値の目安・測定方法などについて解説します。
騒音問題に悩まれている方や防音に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
db（デシベル）とは
音に関する話題では、db（デシベル）という言葉をよく耳にします。
db（デシベル）とは、騒音をはじめとする音の大きさ（音圧）の単位です。
健康な人間が聞こえる最弱な音を0dbとし、この基準に対しどれほど大きいかを常用対数比で表します。
例えば、0dbの2倍が6db、10倍が20db、100倍が40dbとなります。
また、80dbの目覚まし時計が2つ同時になった場合、聞こえる音は80＋6=86dbです。
どこからが騒音になる？
音の聞こえ方は、個人の聴力や感覚によって異なります。
自分は気にならない音でも、他人にとっては騒音と感じられるかもしれません。
また、同じデシベル数の音でも聞く場所によって捉え方が変わるケースもあります。
例えば、45dbの音は室内で生じたり、外から不規則に聞こえたりする分には気にならない程度ですが、別室から聞こえるとかなり大きく感じると言われています。
騒音の具体的なデシベル数は定まっていませんが、45~50db以上になると騒音と捉えられるケースが多いです。
【db（デシベル）数値別】身近にある日常生活音
数字だけをみても実際の音量を想像するのは難しいでしょう。
ここでは、db（デシベル）の数値別に身近にある日常生活音を見ていきましょう。
20~30db（デシベル）
木の葉の触れ合う音や鉛筆の執筆音・囁き声・寝息など、耳を澄まして聞こえるほどの音です。
非常に静かな状態で、日常生活に支障をきたすことは少ないでしょう。
関連記事＞＞＞30dbってどれくらい？dbの概要と、防音ドアの性能や選び方
40~50db（デシベル）
静かな住宅地や深夜の街中・図書館内・室外機や換気扇の音など、日常生活で望ましい範囲の音です。
普通の声で3~10m以内で会話が可能な程度で、ストレスを感じることなく暮らせるでしょう。
60~70db（デシベル）
60db（デシベル）を超えると、走行中の乗用車内や洗濯機の稼働音・デパート内の音など、やや賑やかに感じるようになります。
70db（デシベル）以上の音は掃除機の稼働音や電車のベル・セミの鳴き声など、かなりうるさいです。
会話をするためには声を張り上げる必要があります。
80~90db（デシベル）
窓を開けた地下鉄の車内やピアノ音・パチンコ店内・工場内・犬の鳴き声など、極めてうるさい音です。
大声を出しても会話が難しくなり、近所の騒音トラブルに発展する可能性もあります。
100~120db（デシベル）
電車走行時のガード下や自動車の警笛・飛行機のエンジン近くなど、聴覚異常を起こすほどの大きな音です。
会話は当然不可能で、120db（デシベル）を超えると肉体的な苦痛の限界に達します。
db（デシベル）を手軽に測れるアプリ
防音対策をする際、現状の騒音レベルや理想の防音性能を知ることが重要です。
従来では騒音計による測定が主流でしたが、現在ではスマホで手軽に測定できるアプリも開発されています。
ここでは、おすすめの騒音測定アプリを紹介します。
騒音測定器（Sound Meter）
誰でも簡単に測定可能なシンプルな騒音計アプリです。
周囲の騒音をdb（デシベル）単位で測定し、「会話レベル」など騒音環境を説明します。
数値をゲージやグラフなど様々な形で表示します。
Sonic Tools SVM
スマホで手軽に測定・記録できる騒音計アプリです。
画面録画に対応し、トラブル時のために客観的なデータを残せます。
音声スペクトル画面ではピーク時の騒音レベルが一目瞭然です。
振動レベルも測れるためマルチに使えます。
騒音Checker
音の知識に自信がない初心者にもおすすめの騒音計アプリです。
室内音量をdb（デシベル）単位で測定し、「静か」「普通」「騒音」の3段階で判定します。
自宅の生活音が「騒音」に該当する場合や、周囲へ迷惑をかけていないか不安な時は、測定後に適切な防音対策をしましょう。
例えば40db程度の測定結果が出た場合、幸昭和の防音ドア「Guardian2」がおすすめです。
適切な防音対策のためにデシベルを把握しよう
いかがでしたでしょうか。
今回は騒音の単位であるdb（デシベル）の身近な例や、騒音測定アプリを紹介しました。
悩まされている騒音のおおよそのデシベル数を知って、適切な防音対策を検討しましょう。
部屋を防音にしたいという方は、防音ドア販売の有限会社幸昭にぜひお気軽にご相談ください！
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