防音ドアでよく使われるグレモンハンドルとは何か

今回は、防音ドアでよく使われるグレモンハンドルをご紹介していきます。防音ドアの購入を検討している方の中には、防音ドア選びに失敗しないために、遮音性能や各パーツを調べ始めた途端、耳慣れない言葉がたくさん出てきて戸惑っている方も多いでしょう。

そこで今回は、防音ドアのパーツについて詳しく知りたいという人向けに、グレモンハンドルのメリット・デメリットや、なぜ防音ドアによく採用されているのかについて解説します。実際に防音ドアを使用している方や今後防音ドアを導入する予定がある方は、ぜひチェックしてみてください。

グレモンハンドルとは

グレモンハンドル(グレモン錠)とは、ハンドル部分とドアロックが連動しているパーツのことです。ハンドルを操作することで自動的に施錠される仕組みになっており、開け閉めの動作が1回で済みます。シリンダー錠と呼ばれる一般的なロックの場合は、ハンドル操作とは別に施錠をする必要があるので、グレモンハンドルより1アクション増えてしまうところが両者の大きな違いです。

グレモンハンドルのメリット・デメリット

ハンドルと鍵の特徴を押さえておくことは、防音ドアを検討するうえで必要不可欠な工程です。それでは、グレモンハンドルのメリットとデメリットを見ながら、理解を深めていきましょう。

グレモンハンドルのメリット

いろいろな種類のあるハンドルの中からグレモンハンドルを選ぶメリットは、以下の5つです。

  • 単純な作りなので壊れにくい
  • 開け閉めが簡単
  • 鍵のかけ忘れ防止になる
  • 密閉性が高い
  • デザインが豊富

グレモンハンドルはシンプルな造りをしているため、頑丈で壊れにくく、長期間にわたって使用することができます。扉を閉めればと施錠される仕組みになっているため、鍵をかけ忘れることがないのも魅力です。また、グレモンハンドルだと隙間なく密閉することができるので、防音性が求められる音楽教室やレコーディングスタジオの扉に適しています。

グレモンハンドルのデメリット

開閉と施錠が一度にでき、たいへん便利なグレモンハンドルですが、メリットだけではなくデメリットもまた存在しています。

  • 防犯性には優れていない
  • 壊れたときは取り換える必要がある

グレモンハンドルはハンドルとロックが一つなっている造りのため、ドリルで扉に穴をあけて解錠するサムターン回しに弱いと言われています。ハンドルの近くにガラスがある場合、割ってレバーを操作されると簡単にロックが外れてしまうのも大きなデメリットです。

また、グレモンハンドルは一部分のみを修理することができず、壊れてしまったら丸ごと取り換えるしか方法はありません。すぐに壊れてしまうような造りではありませんが、大事に扱わないよう注意しましょう。

なぜ防音ドアによく採用されているのか

グレモンハンドルが数多くの防音ドアに採用されているのは、その密閉性の高さが理由です。グレモンハンドルは、てこの原理を利用し、扉をしっかり押し込んでロックをかけるため、防音性には特に優れています。
防犯性には注意が必要ですが、自宅やスタジオなど室内に使う分には問題ありません。

防音ドアに使われるパーツ「ドアクローザー」

グレモンハンドルと同様に、防音ドアのパーツとして「ドアクローザー」についても知っておくといいでしょう。
ドアクローザーの概要やメリットについては防音ドアによくあるドアクローザーとは?3つのメリットもチェックで解説しているので、ぜひ確認してみてください。

防音ドアの製品情報

グレモンハンドルの特徴を理解して使用しよう

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、防音ドアでよく使われるグレモンハンドルとは何かについてご理解いただけたと思います。

グレモンハンドルは、開閉と施錠が一体となった密閉性に優れたハンドルですが、防犯面での心配もあることから、これらの特徴を理解して使用する必要があります。防音ドアをお求めの方は、ぜひ本記事を参考にして、防音ドアの設置を検討してみましょう。

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