【防音】はどうしたら良い?の続きです。
改めて復習です!
防音の公式(遮音+吸音+防振+制振+距離=防音)
先ず知ってもらいたいのが、【防音】をする為には大きく分けて5つの方法があるという事です。」
1.遮音:音を跳ね返すことによって、音が壁や窓を透過して反対側へ抜けるのを防ぐこと
2.吸音:音のエネルギーを吸収し、その反響や反射を小さくすること
3.防振:振動源から発生する振動が、周囲や床・壁に伝わらないように抑えること
4.制振:振動や共振による「ビビリ音」や「騒音」を低減させること
5.距離:発生音源から離れるにつれて広がり、徐々に弱まること(距離減衰)
では3順番の【防振】から確認しましょう。
3:防振
音の正体は「振動」です!振動を抑えることで音の伝わりを防ぐことができます。前回解説した遮音も基本的には振動を跳ね返すという原理になります。
「遮音シート」「石膏ボード」「鉄板」「コンクリート」など振動を跳ね返すというのが「遮音」です。
「防振」はゴムやバネを使用して振動が伝わるのを抑えて防音する方法です。
具体的には「防振ゴム」「バネ」「空気ばね」など柔らかくてクッションになるものであれば音の振動そのものを和らげることができます。
4:制振
「制振」について分かりやすく説明すると、ガラスのコップをスプーンで軽く叩くと「キーン、キーン」と高い音で大きく響きます。しかし、コップを手でしっかり押さえながら叩くと「ゴン、ゴン」と低く鈍い音が鳴るだけで響きがなくなり音量が減ります。これが制振です。音が消えるというよりは響かなくして静かに聞こえるようにする方法です。
具体的な制振に使えるものは「制振シート」などです。
響くものに密着しているもので響いた音を低減することができます。
特にブチルゴムなどは有効ですが、ゴムシートに接着剤を満遍なく塗布し、振動体に張り付けるだけでも大きな効果を得られます。
5:距離
「距離」について説明するまでもありませんが、音源から離れれば離れるほど音は静かになります。これを【距離減衰】と言います。
距離減衰は以下の計算式で計算できます。
【距離減衰の計算式】
![]()
- L1:基準位置の音圧レベル(dB)
- L2:求めたい位置の音圧レベル(dB)
- r1:基準位置までの距離(m)
- r2:求めたい位置までの距離(m)
例えば周りに民家がない場所であれば楽器を思い切り演奏し、音が漏れても大きな影響はありません。民家までの距離が離れているから聞こえなくなってしまうのです。
逆に、民家が近くにある場合、防音しないで楽器を演奏したら【即クレーム】になります!
今回は【防音】するにはどうしたら良いかの基本を解説致しました。
実際にどのように防音したらよいか分からない方は弊社のお問合せフォームより、お気軽にお問合せ下さい!
防音ドアの遮音性能について
どんなに壁や床に防音対策をしても、ドアから音が漏れていると意味がありません。一言に防音ドアといっても、製品によって性能に差があります。用途や必要な遮音性を考えたうえで取り入れなければなりません。
音の大きさの目安として、70dB以上になるとうるさいと感じる人が多くなります。70dBとは掃除機をかける音や人の多い街頭など、会話するにも声を張り上げないと聞こえないレベルです。
ドラムの音は120dBほどで、かなり大きな音だといえます。よって、高い遮音性のある防音ドアが必要です。
幸昭で取り扱っている防音ドアは、グレードに合わせて防音効果が異なります。だいたい35dB〜45dBほどの減音が可能です。ドラムの音が気にならない程度にまで下げるには、2重扉なども検討する必要があります。実際に設置する場所のドア前から聞こえてくる音をどれくらい遮音したいかで選ぶドアも変わります。
【関連記事】防音・遮音等級を示す指標(Dr値、T値、L値)を詳しく知ろう
幸昭の防音ドア紹介
幸昭では防音ドア「ガーディアンシリーズ」を取り扱っています。ガーディアンシリーズはオーダーメイドで注文でき、寸法が合わずに自宅に取り付けられない、という心配がありません。
また、木造住宅にも対応しています。
ガーディアンシリーズは遮音性能やドアの形状によって以下の3種類からお選びいただけます。
- Guardian
- Guardian2
- GuardianW
それぞれ詳しく紹介します。
Guardian
密閉性がとても高く、ドラム用の防音室にもっともおすすめなのがGuardianです。
特徴として、ダブルパッキン構造でドアの隙間を限りなく塞げる点があげられます(Dr-35はシングルパッキンとなります)。また、ハンドルはローラー締りハンドルで、より密閉性を高めています。
遮音性能は用途に合わせて3グレードから選択でき、さらに2枚を組み合わせて2重扉の施工も可能です。
Guardian2
ドアを押し引きすれば開閉できるGuardian2は、カラオケ店舗や会議室などにおすすめです。
入退室のたびにハンドルを回す手間がなく、楽に開閉できるのが特徴です。そのため不特定多数の人が頻繁に出入りするような場所に適しています。マグネットパッキンを採用することで、開閉の快適さと密閉性の両立を叶えました。Guardianに比べると遮音性は少し落ちますが、日常的な生活音には十分な性能です。
GuardianW
音楽室やホールなどにおすすめなのが、GuardianWです。
両開きで広く開閉できるため、大型の機材も搬入できます。ダブルパッキンとローラー締りハンドルで高い密閉性を実現しました(T-3はシングルパッキンとなります)。また、扉同士が接する部分にもダブルパッキンが施してあり、しっかりと隙間を埋めることで防音効果を高めています。扉の寸法は自由にカスタマイズでき、親子扉への変更も可能です。
監修:有限会社幸昭 代表取締役社長 宮川直輝
年間500件以上の防音室を設計監修
22年以上の防音室工事の実績に基づく防音技術をYouTube「防音予備校」で無料配信中






